
分野:河川
会員企業名:東京コンサルタンツ株式会社
会員企業URL:
プロジェクト名:滝沼川多目的遊水地の計画・設計
履行場所:さいたま市
顧客名:さいたま市
プロジェクト概要・目的
さいたま市の北西部に位置する,準用河川滝沼川の洪水調節を目的として建設された多目的な遊水地です。洪水調節機能としては30,000m3の貯留容量があり,10m3/sのピークカットを行うことができます。なお,平常時は市民への有効利用を図る目的で,多目的なグランド(サッカー場)として利用できる他,季節の水鳥を見ることができる池と,自然を感じることができる草地を計画しました。現在,多くのサッカークラブの方に滝沼Gの呼称で利用されている外,外周を散歩する市民の方を見ることができます。
貴重な水辺空間の創出
都市部に残された貴重な水辺空間を創出する目的で常時水面となる池を計画しました。計画地はもともと水田であり,水辺としての要素をもっていました。この池を設置したことにより,現在では季節の水鳥を見ることができます。なお,池の水が腐らないように周辺の湧水を常時流入させています。また,池の周囲にネコヤナギなどを植えることにより,のり面の安定と生物への配慮を行う工夫をしています。
景観へ配慮した木橋の設置
遊水地のシンボルとして,また,通学する児童の動線に配慮して木橋を計画しました。木橋の材質は腐食を考慮し耐久性の高いボンゴシ材を用いています。また,この木橋の中央部には視点場を設け遊水地を見渡すことができます。さらに,夜間はライトアップすることによりより景観性を高める工夫をしています。
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